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京都の地震と町家
先日ひとまち交流館で、京都大学の林康裕先生の講演があり聴講してきました。

「京町家と地震」がテーマです。


〇地震の性質

・発生原因で分類すると、地震のタイプには、

①海溝型(プレート境界型)と、 ②活断層による内陸直下型の地震があり、

①の代表は南海トラフ、

②は阪神大震災の原因となった六甲・淡路島断層帯、京都ならば花折断層・桃山-鹿ケ谷断層等。


過去100年間の記録から、①と②は無関係でなく、①の起きる前後に②が起きる。


①の揺れの特徴は、くりかえし、周期の長い揺れが続く(大阪では10分程度)こと。

強度は程々だが、揺れと建物の周期(固有周期)が呼応すると、変形量が大きくなる。

(高層ビルが振り子のように揺れる等)


②は発生後、最初の一瞬で(数秒)、周期の短い(ゆさぶるスピードが早い)強烈な強さの揺れが建物にかかる。


このとき、2つの地層のずれの方向が三次元的にどのような向きになるかに関わらず、

②によって発生する揺れは断層と直交する方向性が顕著になるという研究報告がある。

実際、阪神大震災では、震源の断層と直交する北北西-南南東方向に大きな揺れが観測されたといいます。




〇京都の町家の耐震

林先生曰く、雨が漏って傷んだままに放置されていたり、柱がシロアリに喰われてグサグサになっているような

状態の悪い町家は別として、(相当数あると思いますが)、

いま話題になっている南海トラフ等①による揺れは、京都の町家をバタバタと倒壊させる程、強くは影響しない

でしょうとのこと。

特に注意が必要なのは②で、自治体の発表によると、とりわけ鴨川以東、京大から祇園・京都駅にかけての

エリアに、大揺れによる被害が想定されているそうです。

原因となる花折断層も桃山-鹿ケ谷断層も南北に走る断層なので、揺れが上の報告のように東西に顕著になる

とすれば、京都の町家は東西方向の耐震性が大切ということになるようです。

一般的に町家は奥行き方向には壁が多いですが、道路に面しては壁量が少ないです。

ということは、東西の道路に面して建つ、南北に長い町家は不利な条件になる!というのが先生の指摘でした。

もちろん建物の状態によりますが、オーソドックスな作りの町家は、傷んだ躯体をきっちり補修して壁を塗り直せば、

十分大きな地震にも耐えられるというお考えのようでした。


※町家の耐震性については、専門家の中でもさまざまな立場の方がおられるので、まずはいろんな方の話を

聞いてみられるのが良いと思います。私も勉強中です。


リンクのページの一番下に、移築した町家を阪神大震災を再現して揺らした実験映像が公開されています。

私もそうですが、南北に長い町家に住んでいるちょっと心配になった方、一度ご覧ください。

E-difense 実験


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