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松原です

Author:松原です
アラキ工務店で現場監督をしています。
仕事のことや、ちょっと気づいたことなどを綴っています。

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アラキ工務店|松のリフォーム
京都の(株)アラキ工務店に勤めています。クロスの張替や便座の取替などちいさなリフォームでも遠慮なくおっしゃってくださいね♪
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アライ出しと墨モルタル
左官屋さんに犬走りの土間を仕上げてもらっています。

SH3D0999.jpg

今回は玉石をモルタルに混ぜるのではなく、洗出し用のコンクリートを使いました。

㎥単価は普通のコンクリと400円程度の違いなので、コスト的にもリーズナブルです。

表面を洗うとこうなります、倉庫にころがっていた根石を埋めこみ、三和土のような仕上がりを目指しました。


SH3D1001.jpg

入り墨・出隅のアールを大きくして欲しいとリクエストしたこともあり、

固まりきるの前にアライをかけた為でしょうか。三和土よりもビリが出てきました。



それから、建物基礎立ち上がりを墨モルタルで塗ってもらいました。

土間から湿気をもらって下半分が濡れ色になっています。

景色というと大げさかもしれませんが、面白い表情です。

SH3D1003.jpg

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蔵がきれいになりました。
IMG_7181.jpg

3月より工事をさせていただいていた蔵の修復がおわりました。

漆喰がきれいに仕上がりました。

IMG_7178 - コピー

この蔵の一番の特徴は、明治年間の左官職が残した細かな細工。

透かしの入った持ち送りと立派な海老尻。


土塗りの扉はさまざまな事情で外すことになりました。


IMG_7177 - コピー

工事を通してとても貴重な経験をさせていただきました。

関係者の皆様、ありがとうございました。
拾翠亭
あたたかくなりました。

現場へ行く途中、お昼に御所のベンチでお弁当を食べるのがお気に入りのコースです。

特に、苑内にある拾翠亭を眺めながらのランチは気持ちがいいです。

SH3D0739.jpg

建物は江戸時代の後期に九条家(お公家さん)広大な敷地の一角に、社交の場として建てられたそうです。

10,700坪の敷地に建っていた700坪以上もの邸宅は明治時代に取り壊されてしまい、この拾翠亭が残るのみ。

10年ほど前に、安井杢さんが修繕工事をされているようです。


内部が一般公開されており、参観料100円で見せて頂くことができます。

素敵やなぁ~思うところをケータイでパチリ。

設計の引き出しを蓄えていきます。



玄関取次の向こうに路地庭、控えの間の突き上げ窓が目に留まります。

SH3D0751.jpg

同じような手法はお手洗いなど他の箇所にも。

立ち止まって、しみじみ眺めてしまいます。





小間のお茶室の躙り口。

SH3D0755.jpg

巾木には透かし彫り、雲の文様でしょうか。

建築当初の周囲の様子は、さぞかし優雅なものだったのでしょう。




手洗いの棟の妻壁。

SH3D0753.jpg

高さの異なる桁にかかる梁も、雲の文様のよう。

作られた方の構想力にため息がでます。



連子窓。

SH3D0740.jpg

連子子は杉の小丸太を面皮にしたもの、鴨居に取りつく束の裾の落とし方も上品です。



市民が気軽に利用できる建物ということもあってでしょうか、

大きく手を入れてまだ10年そこらの建物にしては、あまりに痛みが目立ちます。

それでも、これまで見てきた他の建物にはない魅力をもったこの拾翠亭には何度も行きたくなります。

京からかみ
お客様への案内資料に唐紙の写真が必要で、

京からかみの(株)丸二さんへお邪魔しました。

弊社でいつも襖をお願いしている(株)にしむらさんのご紹介です。


高辻堺町にある事務所ビル内に唐紙のショールームを設けておられます。

担当の方が丁寧に説明して下さいました。


実際に室内に納めた雰囲気がイメージしやすいように、襖に仕立てたものを沢山見ることができます。


唐紙2


鳥の子紙や引手、襖縁にも豊富にバリエーションがあり、組合せでガラッと雰囲気が変わります。

文様の摺り色もリクエストに応じて調合されるそうです。

唐紙1


展示されている版木です。

嘉永年間に彫られたものという裏書きがありました。


版木1

1枚の版は襖の12分の1の大きさで、反り止めの蟻桟が入っています。

材種は朴の木、歪みにくく、繰り返し水気の多い作業をする唐紙に向いているとのこと。


現在も流通の少ない中から苦労して良材を探してきて、

倉庫で繰り返し水中乾燥させたものを材に年間数枚の新版をつくられるそうですが、

使いだすと10年もしないうちに狂いが出て、彫士さんへ直しに出さなくてはいけなくなるのだそうです。

昔のものはしっかりしているものですね、と仰っておられました。

とはいえ、水を吸ってなお狂わないというのは建材と比べるとすごいことです。



襖の引手の見本も充実しています。

台の上にあるのは摺る際に使う道具です。

職人さんが作業される様子が動画サイトで見られます。

唐紙の紹介動画 YouTebeへ

引手@丸二
 

たくさんの実物に触れることで、唐紙の魅力に取りつかれてしまいます。

京からかみ(株)丸二 さんのホームページはこちら
路上観察
市内某所。

前を通りかかった建物のファサードに注目。

おそらく意識的に操作された窓の配置・意匠がおもしろいです。


戦前の木造建築でありながら、町家のように様式に則った形ではなく、

新造形主義を思わせるようなささやかな試みが感じられます。

部分的に塗り替えられた土壁も効果を助長しています。


現在も工場として使われている建物のようでした。


おもしろいファサード

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ホームページを見られたお客様から、

「アラキさんのとこ、大きい工事ばかりで費用も髙そう…」と言われることが多いのですが、

いえいえ、そんなことありません。



弊社では普段から、お手軽な工事の依頼も多く頂いております。例えば…

水道の蛇口の交換 → 蛇口からチョロチョロ水漏れがしていませんか?
           
                放置せず早めに対処することで、パッキンの交換だけで済ませられる場合があります。 


襖・障子の張り替え → 1枚からでも引き取りに伺います。
         
                数千円の費用の張替で、部屋がスキッと綺麗になります。

                引手が壊れていても、修理・交換できます。


畳の表替  → 畳表の裏返し、表替。畳が綺麗になるだけで、部屋が見違えます。

            ご予算にあわせてゴザの見本をお持ちします。


樋の清掃・交換・修理  → 樋からあふれた水が、柱にまわって木が腐ってしまい、

                   「そろそろ直そうか」と思った時には、余計に費用がかかってしまう可能性あり! 
  
                    気が付いたらお早めにご相談ください。


すべりの悪い建具の調整  → 弊社の大工さんなら1時間ほどの作業で、戸がスッと軽くなります!

                       重い戸をそのままにして使っておられる方が多いので、皆さん感動されます。

                       費用も1枚5千円以下で済むことがほとんどです。

                     
住まいに関する事何でもご相談ください。
あかり
吹抜けに丸太の梁がかけられた空間。

照明にイサムノグチの akari を提案させてもらいました。


ウネウネと曲がった木組みの間に、幾何学的な形を何個も入れるとそこだけ浮いてしまうので、

真球のものでなく扁平形のものを選びました。


カタログの写真を見ていただいたときは「…変わった形やね~」と言っておられたお施主さんも、

よりやわらかい印象になった空間を感じて気に入っていただけた様子。


自分が良い!と思った事を提案してお客さんに喜んでもらえる事は、本当に有り難いです。

ささいなことですが、いろいろなプレッシャーの中で現場を進めていくことの支えになります。



akari 16A

焼杉
焼杉といえば、杉板の表面を真っ黒に焼いた板をイメージします。

よく町家の妻側の壁に貼ってあるあの羽目板ですね。



ところで先日、上御霊神社で見つけました。

CIMG2274.jpg


燈籠控えの松の頬杖です。

白砂利の中から真っ黒な丸太がニュ!っと出てきて、上に行くに従ってグラデーションになっています。

色味がすごくきれいでした。


ちなみに土に掘っ建てる柱の足元が腐らないように焼いておくという工夫は、

青森の山内丸山遺跡からも出てきているんだそうです!

縄文時代の遺跡ということは約5000年も昔になるようです、、うーん、すごいですよね。




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